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サーモスタット交換

   
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走行距離も10万キロを越えた冬の日にある異変に気づきました。
エンジンをかけ、ある程度走行しても水温計の針が動きません。
かなり走ってやっとメーターの中央まで上がってきても、高速道路や長い下り坂で「C」あたりまで落ちる。
そういえば最近エアコンヒーターの効きが悪く、燃費も悪化してるなと思っていました。
とうとうサーモスタットがご臨終(オーバークール)になった模様です。

サーモスタット

以前からスズキ車のサーモスタットは壊れやすいと聞いたことがありました。

でも自分の車で起こるとは思ってなくて正直あわてました。
ディーラーで交換してもらおうかとも思いましたが(寒いので)部品の位置が特殊だし、工賃をボラレルのもいやなので自分で交換しました。

サーモスタット:17670-76A01
1450円税抜(スズキのディーラーなどで購入できます)

   
ラジエーターカバー
まずはクーラント(LLC)を抜きます。

ジャッキアップしたらラジエーター下部に写真のプラスチックカバーがありますので、ビス5本を外して取ります。

※デジカメが故障したため携帯で撮影してます。
   
ドレンコック

この画像では見えにくいと思いますが、ラジエーター下部に蝶ねじのドレンコック(白いプラスチック)がありますので手でひねって外します。

   
ラジエーター
ボンネットを開けてラジエーターキャップを外すとクーラントが勢い良く出てきます。
   
センターコンソール
続いてサーモスタットの交換ですがややこしい場所にあります。

前席のちょうど中間あたりに鎮座してますので、まずセンターコンソールを外します。

ビス4本とワンタッチファスナー(複数)があります。
   
エンジンカバー
センターコンソールが外れたら中央部のエンジンカバー?に取り掛かります。

ビス4本を外しサーモが見える位置までずらします。
ここは完全に外さなくてもOKです。
   
サーモキャップ
ようやく見えてきました。

八角形のサーモスタットハウジングの両端にあるボルト2本を外し、キャップを取ればサーモスタットが見えます。
   
サーモスタット比較
左が旧・右が新サーモスタットですが外見では違いが良くわかりませんでした。
   
クーラント
以前にクーラントを交換してから1年半ほど経ってましたので、この際に新しいクーラントを入れました。

全部で3.5Lほど入りましたので全部を抜くのは難しいようです。

ちなみに整備手帳では全容量は6L弱だったと思います。

補充はリザーバータンクとラジエーターキャップから行います。
   
エア抜き1
クーラントを入れながらエア抜きをやります。
(アッパーホースを揉みながらのエア抜きは場所の問題で困難)

先ほどのサーモスタットハウジング横のボルトを抜きます。

クーラントが流れだしたらOKです。
   
エア抜き2
もう一か所はボンネット裏のこちら(ヒーターコア)のホースを外してエア抜きします。
ジャッキを外してプライヤーでホースバンドをずらすとホースを抜くことができます。

ホースからクーラントが流れだしたらOKです。

ちなみにこの画像はパナソニック LUMIX DMC-GF1 20mm F1.7パンケーキレンズを購入し初めて撮影したものです。

さすが一眼レフらしくけっこうなボケ具合で満足です。
   
ラジエーターキャップ
これまで一度も交換していなかったラジエーターキャップもこの機会に交換しました。

カーショップのいわゆる“吊し”にはおいてなかったので、ジェームスの店員さんに聞いたところ「サービス用のパーツならあります」との事でしたので購入しました。

エブリィワゴンの場合は開弁圧1.1kPaです。

※必ず車種にあった圧力のものを選択してください。
でないと、ラジエーターやホースなどに過負荷が加わり故障の原因になります。
   

この後30分ほどヒーター全開にしてアイドリングさせながらクーラントを補充していきました。
一度エンジンを完全に冷やし、30キロほど走りましたが明らかに水温計の上がり方が早く、メーターの中央でキッチリ安定してました。
いままでラジエーター側に常時巡回モードだったんでしょうね。

いくらコストダウンとはいえ、こんな重要部品まで安っぽいパーツを使われたら顧客離れにつながりますよ・・スズキさん




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